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受託開発する上での注意点とは

IT業界においても、プロジェクトの大規模化に伴い受託開発が当たり前に行われています。

ですが、受託開発は通常の自社開発とは異なる部分があるので、注意しながら開発を行わなければなりません。受託開発というのは、企画設計を大手企業が采配し中小企業に実際のコーディングを行う場合がありますが、元請けの企業によって開発スタイルやコーディングを行う際の記述方法にクセがあることがあるので、よく指示をまとめて開発に反映しなければなりません。

また、受託開発する上では元請けとの連携を注意深く緊密にしていかなければなりません。エラーや追加でコーディングをしていく際に、元請けの設計者に確認を取らずにコーディングを進めていくと、後々に整合性が取れなくなるなどして大規模な不具合に繋がる恐れがあります。

そして受託開発の最も残念な部分が、受託者である自らの企業名などが表には出ないということです。小さいソフトウェア企業でも大規模なプロジェクトに関わることができるのが受託開発のメリットですが、その反面で元請けの一部として働くことが求められるので、自らのスタイルや理念はコーディングに反映することができません。

ですが、受託開発で様々なプロジェクトに関わっていくことで経験値をアップデートし、小さなソフトウェア企業でも確かな技術力を養うことができます。そのためにも、受託開発をする上では元請けの大手ソフトウェア企業との連携や報連相の体制を緊密に取っていく必要があります。